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鳥になって

 

鳥になって 作詞・作曲/すぎはらみきを 歌/入江勝浩


ふと見上げると空の色は真っ青。そこに吸い込まれるように、心は宙へ。視界が一挙にズームアウトして、眼下には見慣れたふるさとの街や村々。山の稜線や海岸線、細い筋となって流れる川と大海原は鏡のように陽光を反射しています。でも遠い記憶の中にある海や山の色と違う。なぜ・・・?今や自然を食い尽くし、水や大地を荒廃させてしまった人間。彼らももともとは自然の一部であったはずなのに・・・。

答えは簡単に見つからないけれど、自分の中に閉じこめてしまった「自然」をもう一度見つめ直す、そんなイマジネーションを大切にしなければ。鳥になって・・・・。自身が「鳥瞰マップ」の制作に追われるようになった現在、その源がこの歌にあったのではないかと感じたりしています。バーズアイでふるさとを眺めると、少し意識が変わります。それを今は歌ではなく筆先で皆さんに伝えていますが、また新しいバーズアイソングも作りたいですね。

 

↓ こちらから試聴できます。 

 

鳥になって 

 

 

青すぎる空 見上げると 何故か心が騒いで

身体の底から 噴きあげる

熱いimagination 翼にして 

いま僕は 鳥になって


  街を見下ろし 大きく 輪を描いたら

  潮風を受けて 海辺へと 向かおう

  遠い記憶の中の海は エメラルドに

     透けて 揺らめき

  魚は群れて 湧きあがってた


 Ah でも今はこの海

  人間の汚れと 思い上がり 飲み込んで

  淀んだ水は 生きるものすべて 

  拒んでいる


青すぎる 空見上げると 何故か心が滲んで

身体の奥から 聴こえる

かすかな叫び声を 翼にして 

いま僕は鳥になって



  風を感じて 大きく輪を描いたら

  太陽が昇る 彼方へと 向かおう

  懐かしい山並みは 木々を 

    生命あるものを 慈しみ

  歓喜の歌 こだましていた


 Ah でも今は この山

  人間のおごりに 削り取られ 崩されて

  痛みにあらがう 術さえなく 

  ただ座っている

        

  STOP!  THE  DESTRACTION!!

    でももう戻れない 

     元には戻せない・・・・・・・・・


素晴らしい理想を掲げて ヒトを殺め 

自然を壊す

それが僕らの性だと 気づいた時にこそ

きっと始まる 新しい旅 

鳥になって


青すぎる空 見あげると 何故か心が騒いで

身体の底から 噴きあげる

熱い imagination 翼にして 

さあ君も 鳥になって


青すぎる空 見あげると 

    何故か心が騒いで

青すぎる空 見上げると 

    何故か心がにじんで

青すぎる空 見あげると・・・・・・